心に茨を持つベイベ

泥の河の心に茨を持つベイベのネタバレレビュー・内容・結末

泥の河(1981年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

凄かった。
焼け跡とかは無くなってきてる時代なんだろうけど、人の心の中に残る戦争の爪痕が戦後に撮ったのかってくらいリアルに感じられた。81年作とは思えないほど。

キイチたちを馬鹿にする常連客を毅然とした態度で追い返すノブオの父ちゃん(いつもはめちゃ優しい)カッコよかった。
「もはや、戦後ではない」の新聞記事を見つめる父ちゃんの表情よ…

ノブオとキッちゃんのすれ違いが切ない。ああいうことを経験して一段ずつ大人の階段を登るんだよな。

改めて自民のバカどもに改憲させちゃダメだと思わされた。