shuntana

泥の河のshuntanaのネタバレレビュー・内容・結末

泥の河(1981年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

心にズシリとくる映画だった。レビューを書くのが難しい。
ノブもその家族も、出てくる人が倫理観のある善良な人が多く、変な胸糞悪さを感じないが、逆にそれでも結局救いようが無いんだと辛くなった。
ギンコもどこまでもいい子なのだけど、自分達は違うんだ、どうせ普通の人とは仲良くなれないし関係が続かないんだという諦めを持っている。
突如現れる🦀🔥が一気に2人の距離を引き離し、やっぱり分かり合えないんだと、不気味な映像がそれを際だてる。そして無言でギンコの横を通り過ぎるノブ。
昔の映画って今の映画よりも映像も演技もうまいしグッとくるものが多い。なぜだろう。退化?
あと主題ではないけど、昔って色んなことがシンプルで頭使わなくていいなと思った。何で仕事でABテストとかやってんだろとおもった。昔の方が何も考えずに本質に関連することをズバズバやってそう。

加賀まりこが綺麗すぎて、もっと幸薄美人を使って欲しかった。
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