阪東妻三郎田村高廣永遠の親子鷹@ラピュタ阿佐ヶ谷
1981年だがモノクロ作品
1956年大阪。一級河川の川沿いで食堂を営む夫婦の間に9歳の男児。
男児は同い年の子供と橋の上で出会う。川の向かい…
このレビューはネタバレを含みます
名作ぅ〜。
トラウマばかりを見続ける子、のぶちゃん。
しかし、取巻く大人が予想に反してみんな優しい。
戦後10年のボートピープルはかなり差別を受けていたらしいが、そんな事情と子供は関係ないと仲良く…
森達也監督がニューズウィーク日本版に映画評を書いている。今週は、本作だったのと前々から何故かNetflixで配信されて気になっていたので再見する。公開当時世は、SF映画時代で、日本映画の貧乏には辟易…
>>続きを読む目線
モノクロの中でも、すごく眼が活きている作品でした。
あの時に囚われた大人たちと目の前の現実を見て生きる子供たち。
目線が違うけれど同じ世界を生きている不条理。
生命の終わりがなんともあっけな…
1981年に公開された小栗康平監督のデビュー作。
原作は、宮本輝氏、太宰治賞受賞✨
大阪の中之島を下って流れる安治川の河口の近くの橋のたもとにある、しがない食堂の子「信雄」とその対岸に停泊してい…
何度観ても良いです。田村高廣・藤田弓子夫婦の関係性や、子どもへの優しい眼差し、残酷な現実、どれをとっても良いのです。蟹を燃やすシーンや、田村高廣が手品を何度もやるシーンは、監督の子どもへの愛情あふれ…
>>続きを読む「午前十時の映画祭」にて。
・
舞台は昭和31年の大阪。
こてこての大阪弁が心地よい。
・
時には強烈だけど、いろんな経験をしつつ、三人の子どもが成長していく様がとても良い。演技も素晴らしい。
…
あまりにすばらしくて…全てを理解することはできないけどなんとなくその重みをわかってしまう子供の悲哀。子供の俯きや涙を通して、大人も構造に由来する格差を実感して空元気になるしかない。そのやるせなさが澱…
>>続きを読む木村プロダクション