湯っ子

カイロの紫のバラの湯っ子のネタバレレビュー・内容・結末

カイロの紫のバラ(1985年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

ロマンチックなおとぎばなし!
観ている間、セシリアと一緒に夢見心地でした。

スクリーンから抜け出してきたトムが純粋でかわいらしい。
そして、トムを演じた俳優のギルもあらわれて、セシリアを巡ってのおかしな三角関係に…
セシリア演じるミア・ファロー、
「ローズマリーの赤ちゃん」の時の若くてファッショナブルな彼女とは違って寂しげで疲れてるな…と思っていたけど、儚げな雰囲気の彼女にじっと見上げられて、あの声でベタ褒めされたら、どんな男性も参っちゃうよな〜なんて思いつつ…

ラストはほろ苦。
だけど、セシリアの表情からは、映画を愛する心は変わらないのが読み取れました。

あの後、セシリアは暴力亭主のところへ帰ったのかしら。
たとえそうだとしても、幸せな恋の記憶を大切に抱えて生きていくのかな…
湯っ子

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