いっとき精神病で入院したが奇跡の復帰を遂げた、オーストラリア出身のピアニストDavid Helfgottさんの伝記映画。両親はユダヤ系ポーランド移民で1934年にオーストラリアに移住したそう。
いろいろ苦しいことがたくさんあったと思うし一人では到底生活できなさそうな人なんだけど、本人はいたってマイペースというか、どんな状況になっても、ピアノ愛と人間愛、自尊心を持ち続けてるところが人を引きつけるのかなと思った。演じきった役者さんも素晴らしかった。
この映画の中で毒親として描かれていた父親の人生が興味深い。父親の父親はなぜ息子に音楽をさせなかったんだろう。ユダヤ人にとってステータス確保の手段だったという説もあるようなのに。
