三人寄ればデントナ内野手

大菩薩峠 完結篇の三人寄ればデントナ内野手のレビュー・感想・評価

大菩薩峠 完結篇(1961年製作の映画)
3.0
前2作であった、薄暗い室内で壁や襖の柄が青くキラキラしてたああいうシーンが好きだったのに、監督変わったせいなのか今回はそういう「おっ」となる絵に出会えなかった。
オチのためと言っちゃ身も蓋もないが、親子の情なんかこれっぽっちもない筈の竜之助がなぜ急に郁太郎郁太郎言い出したのかが謎。

千恵蔵版だとラストはしっかり「よし、(地獄に)堕ちたな」とわかるんだけど、雷蔵版のアレではまた別の女に助けられて…のパターンにしか思えない。ちょっと生ぬるかった。