ネタバレあります
1961年公開。三部作のラスト。監督が森一生に交代にしてしまった。いや森監督も好きなんだけど、ここは三作とも三隅監督で通して欲しかった。
さて物語はますます虚無感を深めオカルトテイストも加わる展開に。つら。クライマックスの豪雨による大洪水は映像的に大変な見応えがあるものの、一作目からずっとお預けを喰らわされてきた因縁の最終対決までもが水に流されてしまってガックシ。ここまで引っ張っておいてそりゃ無いでしょ〜涙 当初よりずっとキーパーソンのひとりであったお松坊、山本富士子が全く姿を見せないのも腑に落ちない。主演が雷蔵だから完走出来た様な三部作の大長編、しかしながらシリーズMVPはマルチな活躍を見せる中村玉緒。98分。
