前作「ダークナイト」の達成・到達と比べられちゃって、分が悪い評価受けてるかもしれないけど…
個人的には「気負わずに観れる大ボリュームな少年マンガ」として、結構楽しめちゃう。w
キャットウーマンの何だかんだ言って善人な峰不二子キャラも、好きだし。ブレイクのストレートな熱血漢ルーキーキャラも、ノーラン作品ではフレッシュだし。ベインの癇に触るマスク越しの声・マッシブな肉体の存在感も、なかなか不気味だったし。実写に拘ってる「街が大変な事にー！」描写も、「ビギンズ」と比べりゃ大した臨場感だし。
隠れ蓑とはいえ「クリーンエネルギー計画」が完全にセリフの中だけの存在だったり、「ビギンズ」の設定持ち出されても別に嬉しいとは思わなかったり、「奈落」の場所がさっぱり分からなかったり、クライマックスの時限爆弾サスペンスが前作とカブり気味だったり、さすがにちょっと長すぎに感じたり…等、不満もそりゃ多々ありますけど！
『ヒース・レジャー生きてたら、全然違うストーリー考えてたのかなぁ…』なんて詮無い空想も、ついついしちゃうけど！
