たけちゃん

ダークナイト ライジングのたけちゃんのレビュー・感想・評価

ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)
4.7
言えばお前が死ぬのを許してやる!


クリストファー・ノーラン監督 2012年製作
主演クリスチャン・ベイル


勝手にお知らせシリーズ「今日は何の日」
本日1月30日は、最近も「フォードVSフェラーリ」で素晴らしい演技を見せてくれたクリスチャン・ベイルの誕生日です。


【クリスチャン・ベイル】
1974年1月30日、イギリスはウェールズのペンブルックシャーで生まれるが、両親はイングランド人で、クリスチャン本人は「僕はウェールズ人ではなく、イングランド人だ」と言っているそうです。このあたりのこだわりは、日本人の僕らには分からないことですね。

なんと13歳の時に、スピちゃんの「太陽の帝国」の主演ジェイミー役でデビュー。4000人から選ばれたって、すごいよね。
僕がクリスチャン・ベイルの名前を意識したのは「アメリカン・サイコ」だと思うけど、彼を役者として印象づけたのはやっぱり「マシニスト」だよね。あのジャケットのインパクト、強烈過ぎますもんね( ˘ ˘ )ウンウン






さて、映画です。
はぁ、面白かった。
今、余韻が素晴らしいです。

実は、前作「ダークナイト」があまりにも素晴らしく、最初にこの「ライジング」を観た時は、イマイチかなぁ……とか思っていました。
「ダークナイト」のジョーカーに比べるとヴィランのベインがインパクト的に弱いとも思ってたんですよね。そして、その黒幕も。

でも、今回見直したらめちゃめちゃ良かった。
なぜかと言うと、今作が「バットマン・ビギンズ」のしっかりとした続編になっていて、三部作の締めくくりとしても見事な着地だったからです。ある意味、「ダークナイト」が異質に感じるほどです。
でも、「影の同盟(League of Shadow)」とラーズ・アル・グールが出てくることもあり、ビギンズで撒かれた種がしっかりと回収されたのは見事でした。
それと、個人的な理由として、公開時に観た時は、ラーズ・アル・グールとかよく分からなかったんだけど、僕がドラマ「ARROW/アロー」などを観て学んだこともあり、DCキャラへの知識が増えたのも大きいかな?


それにしても、「ダークナイト」もそうだったけど、この「ライジング」も映像がめちゃめちゃ綺麗ですよね。オープニングの飛行機のシーンとか、夜の街並みとか。これは出来る限りよい環境で観たい映画です。
まぁ、話に夢中になると、そんなことすら関係なくなりましたが……。ラストの落とし所も実に素晴らしい(ˆωˆ )フフフ…



バットマン/ブルース・ウェイン役のクリスチャン・ベイルは、ますます深みが出てきました。洗練という意味では「ダークナイト」が好きですけどね。意外に女性を見る目がないのは残念😓


執事のアルフレッド役はマイケル・ケイン。
今作はさらに素晴らしい演技でしたね。
アルフレッドのブルースへの思いに泣けましたよ。
ウェイン家の宝です( ˘ ˘ )ウンウン


また、ウェイン産業の社長で、バットマンの兵器担当でもあるルーシャス・フォックスのモーガン・フリーマンもいつもながら良い。

マイケル・ケインといいモーガン・フリーマンといい、アメコミなのに脇を固める役者が素晴らしいから、荒唐無稽なアメコミの説得力が増すのよね。ありがとう( •̀ω•́ )و✧


また、お馴染みのジム・ゴードン本部長はゲイリー・オールドマン。そして、新登場の熱血刑事ジョン・ブレイク役が、ジョセフ・ゴードン=レヴィット。うん、2人とも良かった。
で、予想通りでしたが、彼が後の……です。


あと、キャットウーマン役のアン・ハサウェイね。
僕は、個人的には、今作がアン・ハサウェイ史上サイコーに好きな役なんですけど。強くて、セクシーで、しかも可愛い😆
あのピンヒールで蹴られたら、痛いだろうなぁ……


一方、今作のメインヴィランのベイン役がトム・ハーディ。「マッド・マックス」で観るまでほとんど名前を知らなかったもんね。過去に観た時は、マスクのせいもあるけど、全く顔を知らなかった。


ミランダ・テイト役のマリオン・コティヤールは、僕の好みではないので、今作もそんなに良い印象はないよ。ごめんね!



音楽はお馴染みのハンス・ジマー。
今作もキリキリと素晴らしい劇伴。
また、撮影監督はウォーリー・フィスター。
「メメント」以来、ずっとノーラン監督と組んでいますが、素晴らしいよね。「インセプション」で、アカデミー賞撮影賞を受賞していますよ。


ということで、改めて、素晴らしさが実感できました。
少しアメコミとしては重くて暗いんですが、じっくり見て欲しいですよ。
クリスチャン、46歳のお誕生日おめでとう!