すずめのちゅん

トンマッコルへようこそのすずめのちゅんのレビュー・感想・評価

トンマッコルへようこそ(2005年製作の映画)
4.0
この国の戦争は問題がとても根深いところにある。
だからこそハートフルなシーンはたはだ笑える以上のものであるし、徐々に埋まる溝を観たうえでの終盤は涙ものだ。
戦争を知らない村、トンマッコルの大人が兵士に「外国が攻めてきたのですか」と聞くシーン、コメディチックに描かれているが、自分にはとても印象に残った。
そこに国が二つある限り、戦争映画には理想が描かれ続けるのであろう。
双方が肩を並べて満面の笑みを浮かべられることを信じて。