PeggyMYG

潮風のいたずらのPeggyMYGのレビュー・感想・評価

潮風のいたずら(1987年製作の映画)
3.6
超高慢ちきなク◯女(ゴールディ・ホーン)、粗野で非常識な◯ソ男(カート・ラッセル)躾のなっていないク◯ガキたち…、不愉快な登場人物目白押し。いつからかコンプラの世に慣れて軟弱になった身には厳しく、序盤でもう観るのやめようかと思うほど笑
何しろあのゴールディのキュートさが封じられててまるで別人。“ゴージャス“ゴールディ魅力なし。

が、
そのフリが効いて、主人公アニー(ゴールディ)が素直な妻、強くて優しい母に変わっていく過程はとても心地良い。
子供たちが大切にされていることを感じてアニーを慕っていくのもほのぼのする。
やっぱりゴールディ・ホーンはこうでなくっちゃ。

初ゴールディは1978年『ファール・プレイ』。彼女は30代前半。大きな瞳のコメディエンヌに、当時中学生の私も魅せられた。

遡って1969年『サボテンの花』。サイケなゴールディ20代前半。なんてカワイイ!純粋な心の持ち主の彼女と、意外にもコメディにピッタリはまっているイングリット・バーグマン。2人の間にはおとぼけウォルター・マッソー。最高にハッピーな作品だった。

戻って本作。
主役2人が今も変わらず仲睦まじく暮らしているという現実も込みで、なかなか楽しめた。製作総指揮にも名前があるロディ・マクドウォールがいい感じの役で出演。これぞ役得。
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