オダギリジョーと浅野忠信目当てで鑑賞。
救いようもない社会の底辺とも言える人とその人々の最後の砦のような場所。
ここでしか生きられない人の奇妙な生活。
観ていると、なんとも言えない気持ちになる。
初めの洋画風の劇中歌から始まり、最後のしゃぼん玉がはじけるシーンまで一貫性がないところが面白い。そして不気味。
ヒューマンドラマであり、サスペンスであり、コメディであり、様々な要素が入り混じっている。
最初から最後まで違和感の残る作品だった。
それが今でもたまに私の心の片隅から蘇ってくる。
意味の分からない映画が好きな理由が自分の解釈で観られるからだけど、この映画も一言で言えば意味の分からない映画だった。