ひろぽん

キラー・エリートのひろぽんのレビュー・感想・評価

キラー・エリート(2011年製作の映画)
1.8
殺し屋兼傭兵の稼業を引退し、オーストラリアで恋人とともに静かに暮らしていたダニー。ある日、彼はかつての師匠ハンターがミッションに失敗しクライアントに拘束されたことを知る。ハンターを人質に取られ、ミッションを引き継ぐ事になったダニー。そのミッションとは、SAS(英国特殊部隊)の精鋭を事故に見せかけて殺せというものだった…

元SAS隊員のラナルフ・ファインズ自身が実際に暗殺されかけたエピソードを元に執筆した小説『The Feather Men』を原作にした映画。

実話を元にしているらしいが大きく脚色され、誇張されすぎてる部分があるから実話通りではないという物語。

SAS(Special Air Service)とは、第二次世界大戦中二イギリスで結成された潜入破壊工作専門の特殊部隊のこと。現在は破壊工作や偵察活動のみならず、国内外の要人の警護やテロ行為に対する治安維持活動など幅広い範囲で活躍している組織。


殺しのターゲットとなった3人の男は、国家レベルの秘密結社“フェザーメン”に守られたSASのメンバー。SASに所属していた人物
に対して依頼者が復讐するというような単調な流れのお話。

率直な感想は、ストーリーは複雑で非常に分かりにくく、テンポよく場面がどんどん切り替わっていくから組織の関係性や人物の深堀がなく集中して観れなかった。ステイサムやデ・ニーロといったスター俳優を起用しているのに、その良さがあまり出ていなかったのが残念。アクションに関しても見せ場はあるものの、全体的には微妙。椅子に縛られながらも強さを発揮するステイサムはカッコよかった!


この作品の原作も真実か創作かという論争が出るほどらしいが、さも真実であるかのように興味を引くために作られた作品のようにも感じる。

アクションスターのステイサムやデ・ニーロは好きだが、個人的にはあまり合わない作品だった。
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