8歳

脳内ニューヨークの8歳のネタバレレビュー・内容・結末

脳内ニューヨーク(2008年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

一回だけの視聴じゃ理解しきれないと感じた。

わかりにくいけど決して凡作というわけではない。
登場人物の全員に共感できた。全員が私で、全員が主人公だと思った。

誰もが自分を哀れだと思っていて、一方でなんだかんだ幸せものだと思っている。他人が羨ましくて仕方なくて、誰かを許せなくて、そうやって生きてる。

孤独は惨めで哀れで苦しいけど、誰もがそれを死ぬまで抱え込んで生きる。
それがなくなることは決してないのに、それを誤魔化すために幸せなふりをする。
(みたいなニュアンスのセリフが印象的だった。)

自分の人生に100%満足して死んでいくのなんて不可能だ。
もがき苦しんで、人の体温に触れて喜びを感じて、その繰り返しが人生なんだと教えてくれる映画でした。

全く上手く言語化できないのでまたいつか絶対見直したい
8歳

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