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チャタレー夫人は日本にもいた
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『チャタレー夫人は日本にもいた』に投稿された感想・評価

cyph

cyphの感想・評価

3.1
「よくもまあダラダラダラダラと…」と心の中のオモコロ永田がスタッカート付きで愚痴を言うくらいにはダラダラしていたけど、冒頭と終盤のまだ幼さの残る顔つきの若尾文子のドン引きっぷりが見事なおかげで物語の大半を占める母の長い長い語りをひたすらにドン引きしてる若尾文子と共に傾聴するという不思議な映画体験になったのはなんだか面白かった 最後のウェディングドレス着せて窓の向こうの日の出を眺めさせて大団円、みたいにするかんじとかわざとらしいくらい演劇的だった この場合の演劇的、は映画的でない、という意味ですが

子供を作れない身体であるという意味で「夫の資格を失っている」って表現が繰り返し出てくるのもぴんとこなくて面白い そんな慣用句になるくらい夫の資格ってそれだったんだ 女の性欲について描いた古い邦画ってそういえばあまり観たことないなとも思った
主演に轟夕起子(母)、助演に若尾文子(娘)、宇野重吉、岡譲二ら

【あらすじ】
あややは激怒した
自分が父(岡譲二)の本当の子ではないと知り、母(轟夕起子)の裏切りを憎む
何よりも嫌っていた絵描きのおじさん(宇野重吉)が本当の父親だったなんてことに耐えられない

家を飛び出し絵画展に着いたあややは宇野重吉の描いた絵(自分がモデルの絵)をナイフでズタズタに引き裂くのであった

轟夕起子は取り乱すあややを落ち着かせ、とにかく話を聞いて欲しいと頼みます
そして父(岡譲二)との結婚生活、宇野重吉との出会いなどを隠さず話し始めるのであった、、、

【感想】
なんだかなぁって、、、しみじみいいお話し風に終わったんだろうけどなんか微妙、凡作だと思う

それでも印象的なこのタイトルと若尾文子の出演作ってこともあってマイナーながらも陽の目があたってるほうの映画だと思う

ちなみにタイトルにある「チャタレイ夫人」のことは知らなかったんで、どんな人?って調べてみました

実在の人物ではなく戦前の海外小説「チャタレイ夫人の恋人」のなかの主人公らしい
当時としては過激な性描写が物議を醸し、卑猥文書として裁判にもなったといういわくのある小説なんだとか
本作はその小説を日本版にアレンジしたものっぽい

要約すると、子供が作れない体になった夫がいて、奥さんは健気に支えてきたんだけど、一度だけ過ちを犯し妊娠してしまうってお話

ラストがちょっと強引かな
私のことは恨んでもいいの!でもパパはあなたを本当に愛していたわ!みたいなこと言うんだけど、それですぐさま納得いくかなぁ
しまいには「あなたは若いから理解できない」だもんね、それで納得して理解したあやなが大人すぎ

まあ映画なんで許そう
あややの生着替えシーンとウェディングドレス姿に免じて良かったことにしよう

その他メモ
轟夕起子と宇野重吉は老けメイク姿のほうがそれらしい、むしろ回想の若い頃に違和感
特に轟夕起子が新妻っぽくニャンニャン甘えてるシーンは見てほうが恥ずかしくなるw

岡譲二はあまり見たことがない役者さん
迫力もあるし朗らかさもある、喋り方といい大友柳太朗っぽい感じ
けっこうノリが古くてしんどいが映画の作り自体はちゃんとしてた。脚本が八住利雄なので普通に展開がうまい。はじめこれいらねぇだろと思った書生来るまでのくだりも何だかんだで必要。「子宝祈願」の御守を燃やす時に破片が風に舞ってくショットが良すぎ。毛糸玉がドアに挟まる演出もいい。蟹江敬三みたいな宇野重吉。あやや(若尾文子)はこの時点で既に(演技の)キャラが立ってる。あやや最初と終盤しか出ないけど冒頭からブチギレてていい。