ゴン吉

帰らざる河のゴン吉のレビュー・感想・評価

帰らざる河(1954年製作の映画)
4.0
西部の男と酒場の歌手の愛を描いた西部劇。 
主演はロバート・ミッチャム、ヒロインをマリリン・モンローが演じる。  

マット・コールダー(ロバート・ミッチャム)という一人の男が、息子のマークを探しにやって来た。
マークはこれまで酒場の歌手ケイ(マリリン・モンロー)の世話になっていたが、彼女に別れを告げて、父と農場で暮らし始める。
ある日、賭博師ハリーは金が取れる土地を手に入れたため、登記をするためケリーと一緒にカウンシル・シティへ行くために筏で河を下っていた。
筏のコントロールが効かなくなっていたところを、コールダー親子に助けられる。
しかしハリーはコールダー親子から銃と馬を奪って一人でカウンシル・シティへ旅立っていった。
その直後、コールダー達は先住民に襲われ、三人は筏で川に逃げるが…… 

マットは子供には優しいが、実は背後から人を射ち殺して刑務所に入っていたいわくつきの男。
ケイと三人で川下りしている途中でも、ケイを襲ったり、命の恩人から銃を奪うなどロクな男ではない。
しかし難関な急流下りに加えて、ピューマや先住民の襲撃などの困難に協力して対応し合うちに、マットとケイは信頼関係を築いていく。
何気に息子のマークが重要なキーを握っていて、終盤に父と同じ行為をするのが因縁です。
心優しいケイを演じたモンローはギターを片手に”帰らざる河”などの歌を披露し、ジーンズ姿やドレス姿もバッチリです。
マリリン・モンローの魅了が詰まった作品です。
「道に迷ったら振り出しに戻れ!」
「どこへ?」「家だ」

2022.3 NHK BSP で鑑賞(字幕・飯嶋永昭訳)
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