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恋をするより得をしろのmingoのレビュー・感想・評価

恋をするより得をしろ(1961年製作の映画)
4.0
ザムザ出張所「蔵出し!日活レアもの祭」にて。「黒猫のケツや!」「なんやそれは?」「おも白くない!てことや!!」小沢昭一と春原監督の相性すばらし、翌年の「猫が変じて虎になる」同様、安定の面白さ。本作の小沢はガラクタの中から掘り出し物を見つけてはボロアパートへ運び推定価値1億5000万円も貯めている変人だが完全に何年後かのじぶんすぎて「人のふり見て我がふり直せ」だった、つらい。当時の成城付近や大阪城、通天閣、御堂筋などのロケーションも物語に引っ張られ楽しい楽しい。天下一品のガメツさとケチンボを持ってはいるものの、ただそこはモノより人情!!鼻の下は伸ばしつつも肝心の宮城千賀子のお色気にはガツンとじぶんの気持ちをぶつけられる強さ!ラスト好きな人清水まゆみの恋を応援できるのもザ・漢気。も良いんだけどやっぱり「得をするのも良いけど恋をしろ」
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