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パルムの僧院のkakkoのレビュー・感想・評価

パルムの僧院(1947年製作の映画)
3.0
スタンダール、ジェラール・フィリップつながりで「赤と黒」に続けて見ました。3時間は長い。でもドラマチックなストーリーのテンポが早くので意外に疲れませんでした。
ナポレオン失脚後の王政復古時代、ナポレオン主義者の貴族の若者ファブリスと、貴族の叔母、貴族の娘の純愛を軸に、政治的な取引や出世、爵位を得るための商人の経済力などが複雑に絡んで展開するこれぞ長編小説という、物語らしい展開。
「愛することは罪ですか?」「いえ、愛さないことが罪なのです」スタンダールだ!
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