銀杏BOYZの峯田和伸らしさが、しがないガチャガチャの営業マンという役どころにどぴったり。峯田はやっぱり、体当たりの役が似合う。テレビドラマでは飾りすぎてて、個性が消されて生きないね。
童貞、不器用、非力、ダサい、モテない、何も変えられなくて鬱屈して、自慰行為にふけってそうな男。それは峯田のイメージそのもの。演技も力強さや飾り気のなさがうまく出てた。
脇役でリリー・フランキー、でんでん、YOU、松田龍平、渋川清彦ら名バイプレイヤーで固めていて、作品が引き締まってる。
何度も何度も、作品では流れていない銀杏の数多くの楽曲が流れてきそうだった。いや頭の中では流れまくってた。そんな青春?映画だった。