前年の『偽りの晩餐』でのヴェネチア銀獅子賞に続いての金獅子賞なのね。ネオレアリズモの人だと思っていたけど、80年代の作品もちゃんと脂が乗っている。とにかく、ファンタジーとリアリズムの塩梅が絶妙で味わ…
>>続きを読むDVD/棚①
会話の無い薄暗い店内で様々な想いの入り交じった複雑な感情がめぐる強い雨音のシーンが好き。
「すべての酔っぱらいに美しい死を与え給え」
引っ越しのバイトもらったバーが「ムッシュとマドモ…
原作者のヨーゼフ・ロートはオーストリア帝国生まれのユダヤ人。ジャーナリストとしてベルリンに滞在していたが、ナチスの台頭でパリへ亡命する。ホテル暮らしの中で絶望感を深め、多量のアルコールで次第に衰弱し…
>>続きを読む初オルミ。切り返しの殆どが内側から為されていたはず。視線の先にあるものがフレームの外へ置かれ、見るというアクションのみがショットに残る。
女を見るハウアーの顔、ハウアーを一瞥して微笑む女の顔が先に…
この「すぐ本題に入る」感じが良い。ルトガー・ハウアーを一切泳がせることなく、登場した瞬間に即効で使命を与えられる。彼の過去については後々気まぐれに挿入される断片的な回想で語られるのみ。でも全然それで…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
1939年に亡くなったオーストリアのユダヤ人作家ヨーゼフ・ロートの遺作。ナチスの台頭によりフランスに亡命し、精神を病み入院している為オーストリアに残してきた妻の入院費やナチスの勢力拡大により絶望しア…
>>続きを読むヨーロピアン奇妙な物語。
哀愁ファンタじい。
ドリンカーリープものか?
くたびれつつもおしゃれな街なみと人物ショットにインパクトあり!
ありすぎてたまに笑う。
ダンスホールやホテルも良いシーン。…