このレビューはネタバレを含みます
75点
初めは養子を持つことに否定していたけど、
持ってみるとそれはいいものだなと、
まさにミアとの関係を少し反映していた。
今ウッディのドキュメンタリーを見てしまった後に振り返ると、身につまされる。
そして、その養子の母はバカだけどなんだか憎めない娼婦で、なんとか、最愛なる息子の実の母である娼婦を必死こいて幸せにしたいと、
どこまでも足を突っ込んではいけない領域に踏み込んでいく。
そんなウッディの様子は、足を踏み入れちゃいけない領域に手を伸ばしたという、本人の人生を映し出してる。
だけど、今回のウッディの役柄は、結末的には、美化してる。
映画的にいうと、すごく良かったけど
ウッディの本音が出てるかというよりは、
全てがうまくいきすぎてた。理想を描いてた。
最後のシーンが特にそう。
スーパーでたまたま出会ってしまった、
本当の実の息子と母
そして、本当の娘と父
その秘密をお互い隠し持ちながらも、
お互いに幸せである
知ってしまったこともあるけど、
知らない事の方が幸せだよねと。
結局は足を踏み入れちゃだめなんだと、
そして、
やっぱり真実は語られてしまってはだめなんだと、
言ってるように気がする。
でも、そういうイケナイ関係とか、道徳的に知られてはならない事って、身近にたくさん散らばってるんだよね、
実は僕もそうなんだ
みたいな事を言ってるように感じた。