乙郎さん

ドキュメンタリー頭脳警察の乙郎さんのレビュー・感想・評価

ドキュメンタリー頭脳警察(2009年製作の映画)
3.0
例えば、この映画を2時間にまとめて、ある程度のストーリーの枠組みに組み込んでしまうこと、これも可能だろう。しかし、瀬々敬久監督はそうせずに、5時間強という時間を使い、本来ならカットすべき素材も使用した。それをドキュメンタリーの撮り方を知らないと見るか、頭脳警察への敬意と見るかはわからない。たしかにこのダラダラさがある種のグルーヴを持っていたのは事実。新左翼という歴史の終焉を描いた記録映像としても興味深い。
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