ゆまぽん

野のユリのゆまぽんのレビュー・感想・評価

野のユリ(1963年製作の映画)
4.0
2024.5.6 Prime Video
この作品を観て少々違和感を感じることがある
時代背景的にまだこの頃は白人による黒人に対する人種差別が色濃く残っていた時代だったと思うが、黒人のシドニー・ポワチエに対して劇中そういった描写が一切ないのだ
当時のポワチエは白人にとって理想的な黒人を演じ続けてきたようだが、この作品でその姿がよく表れている

それともう一つ、マザー・マリアは神には感謝すれど、人々の親切や施しには感謝することなく、まるでやってもらって当たり前かのような傲慢さが気に入らない
なぜ「ありがとう」の一言を頑なに拒んでいたのか謎でしかなかった

初めこそ主人公が1人で教会を建てると息巻いていたが、最終的には住民やシスターたちが力を合わせて完成させる姿は微笑ましい⛪
十字架の下に自分の名前を刻み込み充足感に満ち溢れた表情の主人公がとても印象深い

「マザーも働いて」
「ヒトラーみたい」は草
ゆまぽん

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