アロー

ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女のアローのレビュー・感想・評価

3.0
第2次大戦下の英国。ペベンシー家の四兄妹は、地方の屋敷へと疎開する。そこでかくれんぼをしていた末っ子ルーシーは、空き部屋に古い衣装だんすを発見。その中に隠れた彼女は、なぜか雪に覆われた森にたどり着き……。


「ロンドンから疎開してきたのに、また戦争するの?」と言っていた4人兄弟が、やがて自ら戦いに参加していくお話。この姿を観て「この作品は、子どもたちが戦争の意義を知っていく物語なのかな」と思った。戦うのは、殺すためじゃなく、守るため。そりゃみんな戦いたくないけど、向こうが襲ってきたら応戦するしかないもんな。

タムナスさんとルーシー、女王とエドマンドの2組が好き。特に後者の出会いが妖しくて良い!ティルダフェイスの女王に「こっちにおいで」って言われてフワフワのコートの中に包まれるって、すんごい癖(ヘキ)を感じる。

でも総合的にどう?と聞かれると微妙。いろいろとうまく行きすぎな気がするし、ピーターに王っぽさも感じない。
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