原作は児童文学のなのに戦闘シーンばかり。
原作が好きなので期待して見たんだけど、全く面白くありませんでした。
ただ、昨今のCGで視覚化されたナルニア国を楽しむだけの映画でした。
もっとも、原作のうちでもこの『ライオンと魔女』は一番面白くなかったんで、映画の方もこの程度で仕方がないのでしょう。
なぜ四人の少年少女らが「ナルニア国」に行ってしまったのか、そして、なぜ「ナルニア国で王となり、ナルニア国を総べるようになるのかそこらへんに必然性が感じられませんし、白い魔女がなぜナルニア国を支配していたのかも理由がわかりません。
あんなに立派なアスランというものがいながら、みすみす白い魔女にナルニア国を乗っ取られているという設定も納得できないのです。
それにしても、この映画、ひたすら戦いを描いているだけというのはどういうこと?
戦争映画かと思っちゃいましたよ。
多分に『指輪物語』や『スターウォーズ』の影響もあるんだろうけど、こんなにつまらない作品だったのかと驚かされるほどの出来でした。
情けなくて泣けます。
2016/8/6 14:25
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