あさり

311のあさりのネタバレレビュー・内容・結末

311(2011年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

内幕まで全部見せますという感じのドキュメンタリーだった。線量計の数値が上がる度リアクションしてるところとか、グループの他の人がカメラ回してる後ろ姿とか。
遺体の映像(一部)を撮影して地元民で構成される捜索隊に棒切れを投げつけられ口論になるシーンではちょっとなあと思った。森達也が「(遺族の感情を)理解してますよ!」と言い返していたのを聞いて傲慢だと思った。この取材団が所謂マスコミと一線を画していることは理解できるけど、その過程で取材対象につらく当たってしまうのは悲しすぎる。先に許可とったらどうなのか。
以上のことを踏まえて、自分たちのダメなところも見せてしまう点で正直な作品だった。

311のときは中学生で、リアルタイムで観た被災地の記憶があまりない。今回初めて見た光景だった。観てよかった。字幕があったらもっとよかった。
あさり

あさり