吉次匠生

311の吉次匠生のレビュー・感想・評価

311(2011年製作の映画)
2.4
震災から約9年と半年目に鑑賞。
当時震災が起きてからのスピード感みたいなのを考えた。
まず圧倒的に準備が足りない。これは当時の状況なら当たり前だし、情報が錯綜する中現地に行ってからでないと何が取材できるかわからないこともわかる。だとしたら作品として出さなくてもいいのではないかと思った。
ただの記録として撮影していけばいいのではと。
そして、記録映像としてこの映像を、当時からすると未来にいる自分が見た時にあまり意味がないと思った。
瓦礫の映像などを見れば9年前の被災さは十分わかる。しかし、遺体を映したり流された子供への想いを無理にインタビューしたりしてるのは、今の自分がその家族へ何を想像すればいいのかがわからなかった。
サブタイトルの誰も見たくなかった真実をあばく的な奴も、それを暴いてどうするの?そこを映して見せてどうするの?的なシーンが多かった気がする。

雨がっぱ捨てたり、パンクしたりした時の周りの人への言葉遣いとかはよくないなと思った。
吉次匠生

吉次匠生