Jaya

青い目のロバ/マグダナのロバのJayaのネタバレレビュー・内容・結末

2.7

このレビューはネタバレを含みます

帝政下、ヨーグルト売りで生計を立てる寡婦マグダナと子ども3人が死にかけて捨てられたロバを助けて商売が捗りだすお話。ロバかわいい。麻酔打ったの?

おとぎ話みたいな内容。前半の無邪気な子どもたちや家族の様相は素晴らしかったです。しかしミチュアが存在感を出すほどに、唯一の悪人たる彼に全てのカルマが背負わされていく。そして結局労働資源なルルジャ。逃走で開放を勝ち取ったみたいな方向を期待してしまったり。

最後の裁判では定番の浪花節。と思いきやルルジャはミチュアのもとへ。そりゃあないぜ御上様と、帝政批判を余儀なくされただけじゃないのかと感じたり。

ロバが引かれて子どもの落胆は分かりますが、マグダナがこの世の終わりみたいな絶望感漂わせるほどのことかよ、とも思ったり。あなたは商売に引っ張ってっただけやん。

特に前半の映像の美しさは見応えがありましたが、後半にはご都合主義を感じてしまった映画でした。
Jaya

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