しゅん

カラビニエのしゅんのレビュー・感想・評価

カラビニエ(1963年製作の映画)
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手書き文字の埋める画面がまるでサイレント期の映画だがずっと銃声でうるさい戦争寓話。無音と騒音、資本主義と共産主義の衝突としてのゴダール。氷の川を集団で渡っていくところが好き。なんでメキシコで戦ってるのかよくわからん。
写真葉書をひたすら並べていくところと映画館での「列車の到着」再現(およびスクリーンに映された女の浴室に入ろうとする場面)にゴダールのゴダール性。

今シネマヴェーラでやってる吉田喜重特集と併せて見ると良い気がする。
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