このレビューはネタバレを含みます
戦争をテーマにしたゴダール長編5作目
イスラエルで起きている戦争も、兵による野蛮な行為がSNSに流れ話題になっているが、そのような目を背けられがちな戦争の細かい部分、兵隊の蛮行が描かれる。
少年のような純粋な心を持つ兄弟は、戦争へと徴兵され、そこでやりたい放題を尽くす。
映画を観て、お風呂のシーンではスクリーンを覗き込んでしまったり
世界各国の文化に触れたポストカードに感動したりしてしまうような純粋さ
そんな純粋な人の心につけ込んで利用する巨悪。そして人間がもともと持っている残虐さを描いていて、とても考えさせられる映画だった。
妹役のジュヌヴィエーヴ・ガレアがとてもかわいい