Ark

ディファイアンスのArkのレビュー・感想・評価

ディファイアンス(2008年製作の映画)
4.2
2024-45
1941年、ベラルーシ。ナチスがユダヤ人狩りを行い多くのユダヤ人が殺害される中、ビエルスキ4兄弟は協力者たちの力を借りて森に逃げる。しかし追っ手が尽きることはなく何度も危機に瀕しながら、集まった仲間たちと場所を転々としたり戦ったりしながら逃げ延びる日々を送る。



トゥヴィアたちはポーランド人なのかな?時々ポーランド語かロシア語を流暢に話す場面がある。ベラルーシはベラルーシ語とロシア語が公用語らしいから、ロシア語かな?ポーランド語もかな?分かんないや。基本は英語で話してるけど、それにもどこかロシアっぽい訛りがあるような気がしたのは気のせい?

頼りなかった三男のアザエルがどんどん逞しくなっていくのは感動するけど、ああいう状況下で強くなるのは切ないものがある。戦う必要がなければ強くなる必要もないのに、と。
帰ってきたアザエルがトゥヴィアを鼓舞するシーンが印象的。やっても死ぬ時は死ぬけど、やらないと生き残れない。だから戦い続け、動き続ける。休まる間もなく。

どんな状況でも他者を思いやる気持ちを忘れず、リーダーとして集団を率いながら最前線で戦うトゥヴィアがカッコいい。

誰かを亡くしても悲しむ暇がなく、弔うことも出来ず、別れすら告げられない。いつドイツ兵が襲ってくるか分からないし食料も足りないため、自分たちが生きていくことに精一杯の日々。そんな中でも皆で支えあって生き延びてちゃっかり子孫繁栄までさせちゃうなんて、人間って私たちが思っているよりずっと強いんだな。1200人にまで増えるって相当だよね。

ブラッド・ダイヤモンドやレジェンド・オブ・フォールと同じ監督なんだね。静と動のメリハリをつけるのが上手いのかな、一歩間違えたら退屈しそうなのに日常シーンの中でも何かしらあるので全然退屈しなかった。戦闘シーンもしっかりしてて見応えあった。

次男のズシュが、クマのゆるキャラ一歩手前みたいに見えてしまった(笑)勇敢で無鉄砲で強い。

ダニエル・クレイグの目の色が綺麗すぎてそっちに気を取られてた。光の加減と編集の影響もあるかもだけど綺麗すぎる。
ジェイミー・ベルも若くてイケメン。
アーロン、なんかジョージ・マッケイに似てると思ったらまさかの本人だった。

秩序を乱すクソ野郎の役で『名もなき塀の中の王』で悪役をやってた人がいた(人違いでなければ笑)。
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