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ディファイアンスのシネマのレビュー・感想・評価

ディファイアンス(2008年製作の映画)
3.5
2009年アメリカ映画
第2次大戦下のベラルーシが舞台
ユダヤ人迫害の中、同胞を導いてドイツから逃れる兄弟を中心に描く
実話ベース

ダニエル・クレイグやリーヴ・シュレイバー(ダニエル・クレイグの方が年下なのに長男でリーヴ・シュレイバーが次男)、ジェイミー・ベル、ミア・ワシコウスカ、テレビドラマ『FBI: Most Wanted 〜指名手配特捜班〜』で特別捜査官クリスティン・ゲインズ役を演じているアレクサ・タヴァロス、『救命医ハンク』の主人公ハンク役のマーク・フォイアスタインらも出演していて自分的に豪華キャスト

過ぎ越の祭、出エジプト記、モーゼの十戒など旧約聖書になぞらえた部分もあるのかな
ダニエル・クレイグがモーゼ…?

イスラエルとハマスの戦いでハマスが降伏しない限り、イスラエルは止めないとこの作品を観て改めて感じ、とても複雑な思いを持ちながら観た
イスラエルが製作しなくても(観たこと無い)アメリカがユダヤ人迫害モノをたくさん製作しているから学ばせてもらってはいるけど…
今回のハマスの抵抗が太平洋戦争末期の日本ってこうだったのじゃないか…?と思うようになった
日本も石油の輸入が出来なくなって追い詰められて真珠湾攻撃に進んだように(諸説あるようだけれど)、ハマスも野外音楽祭で襲撃から始まったし…
ハマスの幹部が無傷(?)なのに、一般市民は空爆でたくさん犠牲に…日本も焼夷弾の空襲でたくさん亡くなっているし、最後には…と思うととても気が重い…
ハマスの幹部は日本のこと知らないのかな…

今回のことの前まではナチスと旧日本軍が同じにみられているのだな…と複雑…みたいな感想を持っていたけど、すっかり変わった…完全に無くはなっていないけど

女性や子ども、高齢者はいつも足手まといなのだな…男だけでは未来は繋がないのにね…

行動原理が宗教の人たちって怖いよ~
逆境にはプラスに働く部分もあるのかもしれないけれど…

ドラマで憎めない悪役のロシア人役といえばこの人ラヴィル・イスヤノフがここでもロシア人役でほっこりポイント
ロシア国籍で2021年に亡くなっていたのを知った R.I.P.
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