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サヨナライツカのkazataのレビュー・感想・評価

サヨナライツカ(2009年製作の映画)
4.0
不倫映画繋がりついでに振り返りレビュー…じゃなくて思い出話。

昔、映画好きの後輩に「『サヨナライツカ』が意外と面白くて感動しちゃったよ」って話をしたら「オレは絶対に不倫は許せないから無理っすね」と即拒絶されてしまって、「う〜ん、モラルの良し悪しじゃないんだけどな…」と感じた記憶。

(不倫とか二股経験は無いけど…)そういう関係にあった知人や友人、逆に不倫された側の友人なんかもチラホラ周りにいたんで、世の中に不倫(というかワケありな恋愛関係)って意外と溢れているんだな……という実感があるので、「不倫は絶対悪」的な潔癖だと生きづらい気がするんだけども……ってか、そんなこと言ってたらフランス映画なんて楽しめないし、そもそも古今東西の映画監督や俳優たちなんて乱れまくっているわけで、当事者じゃない限りはイチイチ気にしてらんないっしょ!

その当時、不倫モノが好きな理由を考えてみたことがあるんですが、どちらかと言えば"論理的思考"な自分に対して、不倫する人って"感情的思考"が優位に思えて……だから「潜在的な憧れがどっかにあるから惹かれてしまうんじゃないか」と結論づけました。

(不倫の中にも色々と論理はあるんだけど「どっかで感情が優先される瞬間がある」or「先に感情があって後から論理が組み立てられる」ような気がして、その"つい感情が走っちゃう瞬間"にこそ感動してしまう…的な)

(めんどくさがりな自分は不倫とかしないと思うけど…「愛こそ全て」で突っ走ってしまうのがラブストーリーの醍醐味だもんね)
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