nagaoshan

土のnagaoshanのレビュー・感想・評価

(1939年製作の映画)
3.8
内田吐夢監督作品!

ドイツに送られた短縮94分版!
映画の冒頭とラストは欠落…
字幕ナレーションで補完。


フイルムはドイツ語字幕が下に流れて、画面も劣悪、台詞も方言がきつくて何言ってる聞き取れません‼️
が、
劇場で鑑賞出来るだけでもありがたい!


一家の大黒柱父ちゃんの勘次
妻のおひつは亡くなって、
義理の父親卯平の借金を背負わされて暮らしは極貧!
健気な娘のおひつとやんちゃ小僧の与吉の4人家族。

戦前の農民の暮らしの厳しさを徹底的なリアリズムで描いとります!
エルマンノ・オルミ『木靴の木』を思い出したり。

荒野の畑を耕すシーンや乾涸びた田んぼに水を運んで流すシーンは凄い!

宝石のように💎両手一杯に輝く白米…

恐ろしく激しい家屋炎上シーンと駆け寄る勘次のロングショット!

是非とも4k完全版をいつの日か観てみたいです(^_^)

良か映画!
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