らんらん

骨まで愛してのらんらんのレビュー・感想・評価

骨まで愛して(1966年製作の映画)
3.0
日活、カラー、アクションもの
出演者、渡哲也、松原智恵子、浅丘ルリ子
浜川智子、郷鍈治、近藤宏、深江章喜、弘松三郎、杉江弘、北竜二
城卓矢、金子信雄、宍戸錠

【内容】
主人公の渡哲也は横浜ヤクザの組長金子信雄の片腕であったが、とある取引のゴタゴタで重症を負い死んだと思われていた
その際、想い人である浅丘ルリ子ともすれ違いになり金子信雄に取られてしまった

それから1年後
渡哲也は助けてくれた医者の北竜二の故郷北海道の函館の牧場で働いていた
生まれ変わってカタギとして働く渡哲也はお嬢さんの松原智恵子ともいい感じになっていたのですが

そこへ偶然因縁のある宍戸錠であったり、地元ヤクザとのごたごた
さらには偶然、金子信雄一派が函館に乗り込んできたことで
渡哲也は再びやくざの道に戻らざるを得なくなってしまう(戻らないとお嬢さんたちに迷惑がかかる)

・ネタバレ
敵が味方かな因縁のある宍戸錠に助けられた渡哲也はラストバトルに参戦しヤクザどもを蹴散らすのだが、渡哲也を銃撃からかばった浅丘ルリ子は死んでしまう
渡哲也はお嬢さんに別れを告げて骨になった浅丘ルリ子と共に故郷の横浜へ帰って行くのであった、、、

【感想】
よくある歌謡曲をモチーフにした映画
「骨まで愛して」は当時大ヒットした歌だったらしく、歌手の城卓矢も本人役で出演して歌を披露してくれるムーディーな映画

もちろんそんなことは知らないので何の思い入れもなく
正直「何だこのストーリーは?」って感じで腑に落ちないところが多いし、結末もなんだかなぁって
骨になった浅丘ルリ子と旅立つとか嫌なエンディングだと思う
渡哲也が浅丘ルリ子と松原智恵子のどっちともくっつかないエンドってのは意外だったけど、強引でもベタでもハッピーエンドが見たかったなー

・出演者メモ
若い頃の渡哲也と松原智恵子の出演作をかなり久しぶりに見た(10何年ぶり?)
渡哲也は若いなーがっしりしてるなーくらいだったけど(特にかっこいいとも思わない)
松原智恵子と浅丘ルリ子のダブルヒロインにはドキドキした、どっちもいい女してて渡哲也が羨ましかった

あとは
ラスボスと思わせといてあっさり殺される金子信雄がちょっと残念だったのと
神出鬼没の敵が味方か?なギャンブラー宍戸錠がいいキャラはしてたけど、結局この人は何だったんだろう?っていうモヤモヤが最後まで残ったなーって映画だった
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