いま、会いにゆきますのちゃそのネタバレレビュー・内容・結末

「あなたの隣が心地よかった。」お互いがお互いに片想いと思っていた2人。運命的に結ばれて授かった息子を残し、この世を去った妻が残した約束。再会、そして束の間の幸せな日々。そして別れ。
この物語では家族を想う気持ちに溢れており、その描写が随所に散りばめられている。料理、ひまわり、逆さのてるてる坊主。その一つ一つが時間の流れで点と点で結ばれている。
「あなたを幸せにすることができなかった」と2度目の別れの際に発していたけれど、本当は短い人生と分かりながらも家族として過ごせる短いながらも幸せな時間を「選んだ」のは妻の方であった。どうしてもこのような迫りつつある別れの中で、束の間の幸せを大切にする類の話に弱いようです。竹内結子さんの演技も相まって初めから最後まで涙が止まらない作品でした。