もう... ダムが決壊したみたいに、泣きました。
やっぱり改めて観ても「邦画でいちばん好きな作品」と言っても過言ではない。
なんかもうたぶん感覚や本能的に大好きなんだなあ。
まずは松谷卓さんの音楽が「素晴らしいの」一言。最高すぎるのです。松谷氏の音楽があるからこそ感動的に仕上がっている。これは本当に言い切れる。
正直、初めて観た時の感想は覚えていないです。間違いなく泣いたとは思うけれど。
でもこの作品は、何度観たか分からないけれど、何度も観たあとに改めて観た時の心への沁み方が、とてつもなく秀逸な作品だと思います。
鑑賞済でストーリーを知って予告を見ると、予告だけで泣ける作品って、割と幾つかあったりするけれど
この作品は、開始たった2分のプロローグだけで涙が流れてしまう。
作品中、何度泣いたか分からない、思い出してみると少なくとも12,3シーン程は涙と鼻水を拭いましたね←←
(箱ティッシュ無くなるかと思った)(泣きすぎ)
褒めたいところは沢山あるんですけど・・・
まずキャストも良いですね、武井証くんは本当になんてかわいい子なの!プロローグの語りも上手すぎ!泣ける。
そして、竹内結子さんの高校生役が大塚ちひろさん、中村獅童さんの高校生役が浅利陽介さんって・・・キャスティング神か...?(急に語彙力を失う)
そしてまた、小日向さん演じるお医者さまや、YOUさん演じる小学校の先生が、また良い医者と先生なのよ... はあ... ため息でちゃう。神か。(戻ってきて語彙力)
戻ってきた澪(竹内結子)が自分に何があったのか知るシーンで、澪に対しての伏線を回収している描写もすごく良いですね。
それからエンドロールさえも、余韻を感じながら最後の1秒まで楽しめる。
ファンタジーだけどいいんです。
たしかにファンタジーなんだけど、もしかしたらこの広い世界のどこかで、私たちの知らぬところで、誰かの大切なそんな事が、起きているかもしれないなって。そんなふうにさえ思えてしまう。
始終号泣ですが、御涙頂戴とも違う。
今を生きる巧と佑司 2人の中に確かにある澪の愛や、作品の美しさに思わず涙が溢れてしまう、そんな作品。