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飯と乙女のGUMIのレビュー・感想・評価

飯と乙女(2010年製作の映画)
1.0
逆飯テロ映画。なんて不味そうな食べ物の数々。
これに登場したもので許せるのはカツサンドとアメリカンショートヘアだけだ。




ダラしない彼氏と同棲しているストレスで過食症のOL
自社の経営不振で食べ物が喉を通らなくなった社長
他人の手料理が食べられない脱力系男子
自分の店を持つことを夢にバーで働く女の子


みんな「食」と良い距離感を保てていない欠陥人間たち。
自分なんかは「食べるために生きてる」側の人間で、食で人生を豊かにしているつもりだけど、ここに出てくる人達は「生きるために食べる」から食べなくて生きてられるなら食べたくない、という人間だ。

そんな精神的に貧しい人間たちが悩みの原因と距離を詰めることで「食」と良い付き合いができ、心の健康を育み始める。その程度のお話。


料理下手な人が見たら、
「私が作った料理の方が何百倍も美味しそう!!」
と、自信を持つキッカケになりそうな…それくらい美味しそうでも面白くもない作品。
調理時の食材のグチョグチョ音など、下手なグロ映画よりも食欲減退させる力があるのでダイエットにも良いかもしれませんね。


飢えたブッダがスジャータの乳粥を食べた後に悟りを開いた、という食の役割の素晴らしさとも絡めている辺りがより不快感を増幅させた。
うまく喩えたつもりなのか…そうはさせんぞっ



ジャケ借り失敗。こうして文章化しないと本当に無駄な時間になってしまうところだった。
レビュー残すこととは自分を救うことでもありますな…(悟り)
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