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人形佐七捕物帖 鮮血の血房のmitakosamaのレビュー・感想・評価

3.1
スカパーにて。新東宝の人形佐七捕物帖シリーズのひとつ。このシリーズは初めて見たが、ちょっとわかりづらい構成だったかなー。

岡っ引きの人形佐七が挑む事件。
女の守り袋が奪われる殺人。女性の行方不明と、怪しい宗教団体・白狐教。奇術の一座と抜け荷。それら諸々が入り交じる内容となっている。

冒頭が船饅頭の女。舟鏝頭って小舟の娼婦ね。次いで抜け荷をやっていた廻船問屋の男の死。
二人が泉州堺の出身という共通点がわかる。
抜け荷の財宝の秘密が、4姉妹の守り袋にあり、それを狙った殺人だとわかる。

話を整理するとそれなりに面白いのだが、やはり80分程度の尺ではこの内容は詰め込みすぎだなぁと思う。
お宝争奪戦と思われるが、お宝の内容は結局わからず。
巨悪の白狐教も、女の拐かし売買がメインの犯罪なんで、お宝争奪戦とはまた別。
奇術一座も抜け荷の犯罪集団だが、こちらも殺人とは無関係。

これらのエピソードが順序だって見えない。そりゃわかりづらいよ。
もうちょっと整理されたら面白かっただろうに。
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