画竜点睛という言葉は竜の画に瞳を入れること、転じて最後の仕上げを成す意だ。そして、今作で夢の侵食に苛まれる画家・夢二(沢田研二※1)にとっての竜の瞳とは即ち「振り返った顔」である。
映画の冒頭、人…
声がカットを引き継いでいくのが鈴木清順のソニマージュ。原田芳雄やら広田玲央名のダンスやらいろいろいいのだけど坂東玉三郎がむちゃくちゃいい。玉様ファンになってまいそうであった。大正三部作でもちろんいち…
>>続きを読む前2作は立て続けに上映されてから10年越しに上映された浪漫3部作の最後の作品。
10年も後に撮られているのに、前2作ほどの強烈さはなかったなぁ。
ジュリーは個人的には好きだし良かったんだけどな。
原…
ジュリーは歌の中でも女性の扱いってほんと酷いなって思うけど、今作でももうぐちゃぐちゃ。ブレードランナーじゃないけど世界観こだわり強すぎて、ストーリーはもうよくわからない(ブレードランナーどころではな…
>>続きを読むどこかで聞いたことある音楽だとモヤモヤしてたけど、花様年華で流れていたと知ってハッとした。確かに!
浪漫三部作観終えたけど、夢二が一番とっつきやすそうなのに一番わからん。
ただ三作通して鈴木清順は…
ロマン三部作の中では一番分かりやすかった。画家の夢二のまわりにはいつも女がいる。個人的には彦乃でも巴代でもなくお葉が小悪魔のようにかわいくて一番好き。セリフを喋る時、舞台のようにみんな正面を向いた位…
>>続きを読む「ツィゴイネルワイゼン」「陽炎座」がヒットしたおかげか、キャスティングにしてもセットにしても贅沢で随所の素晴らしさは認めつつも、作品としては前2作に及ばない感がある。脚本のダイナミズムが足りないのと…
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