ダメだー! 全然ダメ。
ツィゴイネルワイゼンは境界を越えたヤバさがプンプンしてたけど、これにはそういうところがまるでない。妖しい感じを出そうと演出してるのに、一向に妖しくならない。ただ絵がきれい…
苦行のようだった鈴木清順大正三部作完結
やっぱりよくわかんない世界観
そんな中で唯一のオアシス
麿赤兒より赤い原田芳雄!
なぜか金髪そしておなじみの口調
なんか可愛い仕草する動物みたい
広田レオ…
「夢二」
冒頭、一九一七年金沢。色彩豊かな紙手毬を宙に投げる人々。廃墟の家に男女の姿。男は金沢へ。紅葉の時期、河に浮く黄色い小舟、傘を差し、雨が降り、船は浮き、男が水から飛び出す。愛人、殺人鬼…
鈴木清順大正浪漫三部作の末尾を飾る作品。
ながら『ツィゴイネルワイゼン』『陽炎座』と比べて評価も低く余り語ってる人もいない。
ロケ地である金沢と『夢二』を公開する為だけに作られた原宿のドームシアター…
演出、色彩にも竹久夢二の世界観が広がっている。
特にしっとりと生け花の様な色彩は絵を見ている様であった。
濡れ場もまた大正・夢二の色香が強く醸し出されている。江戸の春画とも戦後のポルノとも違う。
…
相性が良くないのか、途中で何度か眠ってしまった。
独特の映像美、色彩の美しさも好きだし、わかりにくいストーリーだからと言って敬遠するわけでもない。
でもこちらの注意を惹きつける中心のようなものをこの…