イカレた私が「映画断ち」を決意した時でさえ 鈴木清順「夢二」
三度の飯より深い熟睡より「映画を観る」のを優先してきた私でもある事情で「映画断ち」を決意していた三か月。
でも終わって気付けばマキ…
早速前回見たフェリーニのカサノバ超えた。
陽炎座をもうちょい分かりやすくした感じで、
順を追って鈴木清順を見てきた自分から見れば集大成の様な映画。
...しっかし、
なんで監督というのは極まると性…
浪漫三部作の締め括りに当る。
前二作は公開に1年しか時間の開きがなかったけど本作は10年近く経ってから発表されたためか共通した雰囲気を残しつつもかなり喜劇調になっている。滑稽でありながら耽美なのは…
色彩が本当に鮮やかで美しかった…夢二は彼の名を時たま「幽冥路」としていた。それは死に憑かれた彼の幽玄で妖しい雰囲気を言葉にしたかのようだ、という文章をかつて読んだことがあるが、この映画は幽冥路の世界…
>>続きを読むすごい。
粋と色彩感覚だけで満たされてる世界。日本的情緒にジャズもピエロもグラサンも混じった大正浪漫。ワンカットワンカット絵画。カットの繋ぎでその中間の動きをすっ飛ばすことで可視化する時空を歪める…
5年ぶりにまた観てみた。
はじめて鈴木清順監督の映画を体感したときは
日本にここまで芸術性の高い作品をつくる監督がいたなんてとただただ驚き、圧倒された。
5年経って観ても
この監督の作品は本当に…
清順監督大正浪漫三部作の最終章にして最高傑作(三部作の中では)であると私は思う。
「ツィゴイネルワイゼン」「陽炎座」の要素をバランスよく盛り込みながら、清順監督の天才的色彩感覚が最も顕著に映し出され…