砂米

夢二の砂米のネタバレレビュー・内容・結末

夢二(1991年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

カラフルな紙風船のポスターに惹かれて。

主演は沢田研二さん。若い頃の彼を初めて拝見した。
思ったより剽軽で演技なのか分からないけどキャラクター性のある人だった。

竹久夢二の絵が好きだし有名なので群馬や東京の美術館で度々見ている。
こんなに静かな絵を描く人だけど、私生活は騒がしかったんだなという印象があった。

1980年の作品とは思えないレトロさで映像美として楽しめたし、独特な美的センス、雰囲気が良い。
女優さん一人一人の個性が輝く着物のスタイリングが素晴らしくて眼福。
特に、ともよさんの紫と黄緑の着物の配色が最高。

不思議な物語は好きだけど、話の要領を得なかったのでもう少し短くまとめるか、オムニバス形式の小話でまとめた方が観やすいと思う。

エンドクレジットの曲は『待ち宵草』
自分の家にもその曲のオルゴールがあってカラコロ回すとノスタルジックな旋律が流れるのが好き。
曲は知ってたけど歌詞があるのは知らなかった。
レコードや蓄音器でも聴いてみたい。
砂米

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