鈴木清順監督・大正浪漫三部作第三作。
前作「陽炎座」において現実と虚構は「表裏」の関係であると述べ、それは清順監督の作品群の共通のことに思える。そのように思えるのは、本作のクレジットに「表方」…
お葉は平田玲於奈か。声が良すぎて登場シーンずっと気持ちよかった。
3部作で比較したとき、映像のパンチはちょっと弱いんだけど、脚本における耽美とトボケとウィットとエスプリとのバランスはいちばん好みかも…
鈴木清順『大正浪漫三部作』
自分が日本映画を、いや日本を好きになる事ができるきっかけとなった3部作。
やっぱり傑作。
ストーリー?
そんなものはどうでもよい。
ただ純粋に、私が日本を好きになれ…
まず天ぷらで一合の酒を飲む。
天ぷらそばの食い方よ。
これだけでも覚えておいた方がいい。
本当に匂うんすよ、この映画。
生きることのいじらしさって言うか、人間の匂いが。
動物にはない、人間が作り出…
近くの美術館でやっていた「竹久夢二展」に行って来たので、久しぶりに本作を鑑賞。
と、言ってもこの映画は夢二の伝記映画なんかじゃあ無く、単に夢二を題材としたフィクションであり、鈴木清順特有の自由過ぎる…