色彩美。赤色って本当にズルいよなぁ
彼の帰りを待っている、彼が帰ってこないことを待っている。何も言わないことでどちらともとれる。他人から見ると行いは同じように見えるのだけど、待っている側の心境は対…
浪漫三部作最終章
夢二が駆け落ちを松金沢で夢に見た宿敵の脇屋とその妻トモヨとその恋敵の鬼松が夢現に宵待草
描くと掻く
詩を絵に詠いあげる
漫画のようなポップなショットも
ジュリーのおどけと…
【主なキャスト】
* 竹久夢二:沢田研二
* 脇屋巴代:毬谷友子
* 彦乃:宮崎萬純
* お葉:広田玲央名
* 脇屋:原田芳雄
* 稲村御舟:五代目 坂東玉三郎
* 女将:大楠 道代
主役である…
映画と絵画の混合体をつくろうとしてたのかなーと思いつつ、バチバチに決まってるミジャンセンにクラクラしていた。
肌のトーンから壁の色まで、果ては端に映る大根の白まで。
ストーリーは無い?線になっては…
「ツィゴイネルワイゼン」「陽炎座」に続いて”大正浪漫三部作”の掉尾を飾る名編。相変わらず人を食った物語の清順調に翻弄されてしまうのはいつも通りなのではあるけれど、同時に独特の色彩美や感覚美を捉えた映…
>>続きを読む恋愛における絶対的な不調和と孤独。
ラストの牛や血が描かれた着物は女性の(性の)脱皮を描いてるのだろうか。
また、宵松草の歌と立田姫の絵も象徴的。
鈴木清順監督らしい特徴的な演出。
毱谷友子…
浪漫三部作、第三弾。17歳の間にこの三部作を観終えたいと何となく思っていて、滑り込みセーフで観終える事が出来てとても嬉しい。今回も相変わらず眼福な作品だった。三部作共に終始ゆめうつつな空気感が漂って…
>>続きを読む陽炎座では、夢と現実の境界として、演劇の舞台があるんだ。って思ったんだけど、夢二は、その名前からもわかりやすいんだけど、夢二そのものがどこか夢(現実ではないとこ)に生きているような感じ。
色彩も相…
このレビューはネタバレを含みます
ツィゴイネルワイゼン、陽炎座に引き続き最後に見届けました今作。
三部作を順番に見すすめて良かった。
怪奇からだんだんと滑稽で飄々とした味わいが増えていくような変化も楽しめた。
三作品どれも抜群に…