芦塚あきひろ

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャーの芦塚あきひろのレビュー・感想・評価

4.5
『エンド・ゲーム』に向けてシリーズを振り返っているが、MCUは面白いからサクサク見られる。

しかし、キャプテン・アメリカは、アベンジャーズの中で、見る前は最も期待が薄いというか、はっきり言うと印象が悪いヒーローだった。

第二次世界大戦の時に、実際の敵国を相手にコミックの中で戦ったヒーローである。当然、旧日本軍もコテンパンにしていたりするようだ。
素直に応援はできないだろう。

見る前はそう思っていたが、見てみたらクリス・エヴァンスの一途な好青年ぶりのおかげで、非常に尊敬できる男に思えるから、俳優は偉い。

ストーリーも、日本軍は敵として登場しない。それが望ましいことはともかく、複雑な心境にはならなかった。

映画も、レーティングは低くても、戦争モノの面白さをライトに楽しませてくれる。アメリカ軍を応援する気持ちで見る映画は始めてだったかもしれない。

ペギー・カーターを演じたヘイリー・アトウェルと、トニー・スタークの父、ハワード・スタークのドミニク・クーパーもいい。
トミー・リー・ジョーンズも良いしセバスチャン・スタンもナイスである。

ヒューゴ・ウィービングの怖い顔力は、レッドスカルより上だと思ったから、顔が変わってからは少し残念だった。

今作も、2度めのほうが楽しめた。復習するのがこんなに楽しい映画シリーズはない。

無理だと思うけど、こうなったら日本軍を相手にキャップがどう立ち向かうか見たい気がする。
芦塚あきひろ

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