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女と味噌汁
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『女と味噌汁』に投稿された感想・評価

人生に疲れたおっさんたちがひとりまたひとりと癒やしを求め池内淳子に引き寄せられていく。「女と味噌汁」、妻でも彼女でもない夜の女と古き良きおふくろの味、つまり男たちが行き着く先は「娼婦と母親」。ウディ・アレンとかそのまんまだが、男性の表現者が好む理想の女性(究極の女性像)、よく描かれるテーマの一つ。
現状に満足できず閉塞感、中年になり改めて自分を見つめ直すおっさんに川崎敬三、佐藤慶、田中邦衛。どれを選んでも地獄だと思うが、凛とした態度でひとり生きていく池内淳子はさすがです。地に足つけた市井の人々と同じ目線で映画を撮る五所平、大衆の必死さを美化するわけでも腐すわけでもなく、その思い通りにならない社会でもがく彼らをただ誠実に映す。生きて、労働して、また生きていく。素晴らしいね。これが劇場映画の最後かな。『恐山の女』で終わらなくて本当に良かった。池内淳子が耳くそをほじる「手」ではじまり、夜の街に消えていく「足」でおわる。
csm

csmの感想・評価

5.0
五所映画のいろんな場面が走馬灯のように思い出される。とにかく働き者で、よく食べよく動きスキンシップ激しめ。歯糞耳糞も足袋脱いだ素足も等しく艶っぽい。様々な格差の中を細やかな金勘定で踏ん張って生きている。ストリップなんてイヤと泣く長山藍子庇うどじょうすくい、死を語る佐藤慶のすぐそばには海辺で踊りまくる女二人。酔った身体にお冷やが染み渡る。かっぽれかっぽれ、これが東京、これが人生。
池内淳子追悼特集のときに見逃してからずっとみたくてたまらなかったやつ。日傘さした池内淳子が耳の穴ほじくったその小指についた耳垢をフッと吹き飛ばす。はじまった〜ゴショヘイ映画。同窓会いきなりの恩師・是好の登場から嬉しい。そして声からはじまる浦辺粂子。漬けものの種類が多すぎてメモしたかった。死にたいと独白する佐藤慶の背中の向こうで踊る長山藍子と石井富子。縁側から現れて玄関回ってゴシップ教えてくれる保険屋の市原悦子。全員のプロの芸に圧倒される。みんなから慕われる池内淳子は言われたらすぐ言い返す。言い返すことで落ち込んだりすることもある。いつでも男には嘘つかれるし本人も実はいやな女なところもある。人物がずっと出たり入ったりのゴショヘイ演出。どじょうすくいのあたりからもう泣けて仕方ない。

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