浅野公喜

超能力学園Zの浅野公喜のレビュー・感想・評価

超能力学園Z(1982年製作の映画)
3.2
ナードな少年達がたまたま超能力を手にしてしまう学園青春コメディ。「シャイニング」の老人役だったスキャットマン・クローザースも出演。

超能力を使ってもせいぜい同級生女子の服を脱がす、野球の試合で活躍、ギャンブルでイカサマ等さほどやりたい放題ではないのが80年代らしいかも。服が脱げて(野郎も)「キャ~」状態の「キャリー」のプロムナイトのパロディ的終盤や馬鹿にしてきたジョック達をお尻丸出し状態で宙に浮かべるのも面白いですが(最終的に先端が尖った物に尻が突き刺さってたら最高だった)、特に苦労無く恋愛は成就するし何か教訓を得たり成長が描かれるわけでもないので古き良きお色気映画の枠は出てません。

そんなもの今作求めてどうするという感じですが、超能力が通用しない、努力や勇気を出さないと手に入らないかけがえのないものが有る・・みたいなものが描かれてたら良かったかなと思いました。

ヒロインの一人、ヘザー・トーマスはブリトニー・スピアーズみたい。冒頭には当時日本でソニーのカセットのCMにも使われるもアルバムは日本でしか発売しなかった兄弟バンド、キーンの「Tryin' To Kill A Saturday Night」が流れてます。
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