インディア・ソングに投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

「インディア・ソング」に投稿された感想・評価

半兵衛

半兵衛の感想・評価

4.0

耽美的なカメラワークもさることながら、画面にいる声なき登場人物と彼らを語っている第三者たちによるサウンドトラックによるずれが退廃した社交界の不可解か恋愛ドラマを別世界のような美しい世界観へと昇華させ…

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地下波

地下波の感想・評価

4.0

こんな映画ってないのかな〜と思ってた。ここにありました。

ゆっくりとした動きや、物憂げな表情、動かない唇。そして、彼らに声が与えられないことで、彼らの不在が連想される。まるで誰かの夢や、イメージ、…

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前衛小説の作家マルグリット・デュラスが自身の小説を映画化。
もはやこれは映画なのか、小説なのか、戯曲なのか、ただの脚本なのか。映像と台詞の関連性はほぼないようで、関連性を観客に妄想させるような作り。…

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文学的なナレーションと何も起こらない映像。しかもそれらが一致しないで話が進む、実験映画というやつ。この女性監督の本業は小説家だそう。うん、変態ですね(直球)。
難解とか言われてるけど理解しなくても全…

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映画批評月間 フランス映画の現在vol.04

絵画の美しさ、文学の美しさ、詩歌の美しさは、それが間接的であるということ。
すべてオフの音声が、鏡を多用した構図が、それらの間接的であるということが耽…

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koki

kokiの感想・評価

3.4

初めての映画だった。

最初は戸惑い、自分の理解が追いついていないのかと巻き戻したけどどうやら聞こえるのはその場の映像だけでなく物語性とも靡いていないことに気付き、それからは泳がされながら少しでも何…

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「忘却」への恐怖が端々に現れる。小説家ならではの映画表現の限界への挑戦やな。冒頭のカットから登場人物とは全く無関係な複数の人物がナレーションを務める。画面の外から、しかもどことなく伝説のように語られ…

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Koko

Kokoの感想・評価

3.4

こーーーれは観るの難しい。なかなかのビジュアルの拘束感と、それとは独立したダイアログ。見慣れている映画とはかけ離れていてあんまり入り込めなかったけど、シネマトグラフィーは美しかった。こういう独特すぎ…

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brian

brianの感想・評価

3.9

1930年代インドのカルカッタにあるフランス大使館を舞台にした人間模様を描く大人のラヴロマンス。

全編を通して登場人物は台詞を読まずに女性と男性のナレーションや緩やかな旋律のピアノが流れている。時…

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zhenli13

zhenli13の感想・評価

3.8

デュラスの監督作品は『アガタ』を大昔に観たくらい。ビュル・オジエの柔らかくか細い声と海辺の風景だけ覚えてる。あれも声の映画だったのだ。『24時間の情事』もそういう要素はあった。
『インディア・ソング…

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