ファシズムや多数の暴政やその他外的要因やら信仰やら時代やらなんやらによって危機にさらされる社会や芸術。ディオニュソス的作品世界が最高すぎる。前半後半で違う良さが出るんだけど作品全体に良い効果をもたら…
>>続きを読むオーケストラと、ひと。
何故かFilmarksでのスコアは低いが、私の愛する小品である。
フェデリコ・フェリーニ。
本作はとあるオーケストラのリハーサルの様子を描くモキュメンタリーである。
構造的…
オーケストラ版の『動物農場』か。バイオリンはエリート意識が強く、トランペットは派手好みなどパート毎にキャラクターが与えられていて面白い。しまいには指揮者を追放し民族自治を唱える者やメトロノーム原理主…
>>続きを読む階級闘争と労働者の内部闘争、崩壊と再生といった物語的カタルシスが全編を通して強く現れるが、それ以上にニーノ・ロータによる常動的楽曲とインタビュを通して語られる音楽家たちの自負、またはイコン的に提示さ…
>>続きを読むオーケストラのリハーサルを映したドキュメンタリータッチの映画。だが、そこはフェリーニ監督。ただオーケストラの様子を映した映画ではない。
他のフェリーニの映画でもそうだが、登場人物達が皆おかしい。リハ…
「音楽の調だけが我々を救ってくれる」すったもんだの大騒動のあとに、指揮者がボソッと言うことひと言がすごく印象的で、思わず胸を打たれる。
無給で働くオケの一員のプチ革命を描く小品。真面目な語り口からは…
昔この映画を見た時、ものの10分も経たないうちに
「今の俺にゃよくわかんね」
と映像を止めてしまった。
その時「もっと色んな映画を見て理解力が高まったと感じたらもう一回見よう」と誓ったのだが、今がそ…